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野田工場 新規CTPシステム導入

新CTP(Luxel PLATESETTER T-9800HD)新自動現像機(XP−1310R)

 

野田工場におけるCTPの老朽化及び保守体制の変更にともない、このたび新規CTPシステムを導入することになりました。
以前のCTPが1時間あたりの出力版数20版という出力スペック(実際は16版程度)だったのに対し、今回のCTPのカタログ・スペックは33版/hとなり、懸案だった版待ち状態の回避等、大幅な生産体制強化が見込まれます。
同時に、今回のシステムの目玉はなんといってもマルチ・カセット・オートローダー。今まで印刷機毎に版サイズの違うPS版を出力する際には、手動でカセットのガイド位置を変更していましたが、このオートローダー導入によりセット替えを行わず出力を継続させることが出来るようになりました。このため、以前であれば夜間出力をする際にも同一サイズのPS版しか刷版出来なかったのに対し、今後はkomori Ryobiどちらの印刷機の版も同時に出力指示できるようになります。(最大120版×3カセット)

またこのオートローダーは、CTPが稼働中でもカセット交換が可能であり、残版数を気にしながらCTPの周りで待機するという無駄な時間も節約することになります。
RIP環境においてはワークフローの全面的な変更により、以前は1bit tiffファイル単位でしか管理出来ていなかった情報を折単位、および表裏単位で管理できるようになり、結果、CIP3によるプリプレスから印刷機への受け渡し色情報であるPPFファイルの生成も自動化されます。
(以前のシステムではこのCIP3情報の生成作業は全くの別フロー)


今まではこのCIP3がオフライン、あるいは別のソフトウェアを介してのジョブだったため、カラー印刷以外の利用はほとんどなかったものの、今後はこのシステムの利用範囲をモノクロ印刷、特色印刷にも適用できる方向に進めていきたいと考えています。

 

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